Lancashire Chest of Drawers
イギリス家具の黄金期と言われるジョージ三世の時代、レイトジョージアン期(1760~1830年)に作られたチェストです。
この時代は西インド諸島から今では決して手に入らない高級なマホガニーを輸入することができました。
良質なマホガニーが使用されているので、長年使い込まれたことによって生まれたパテナ(古艶)が非常に美しく、240年前に作られたとは思えないほどコンディションも良好です。
脚元のブラケットフットや真鍮のスワンネックのドロップハンドルは当時流行ったデザインです。
天板の周囲にはクロスバンディングという装飾技法が施されています。マホガニーの無垢材で構成されており、重量感があります。
天板には所々染み跡がありますが、古い時代の物なのでアンティーク好きな方にはそれほど気にならない程度だと思います。
古い時代のものですが、これからもまだまだ実用家具として末長く活躍してくれる商品です。
引き出しサイズ:1段目:W48×D45.5×H13.5cm
:2段目:W100×D45.5×H16cm
:3段目:W100×D45.5×H18.5cm
:4段目:W100×D45.5×H21cm
天板左側 黒い染み跡はこのままとなります
天板右側
引き出しの接合部分はダブテイル(蟻組み)がしっかりされています。
見事なハンドメイド手法です
しっかりと重みのある真鍮のスワンネックハンドル
残念ながら鍵はありません
引き出し1段目
引き出し2段目
底板の隙は修復の際に埋め木や接着で埋めます
引き出し3段目
引き出し4段目
2段目の引き出し内側
ハンドルのビス受けが片方を釘留めしています。強度等問題がなければこのままとなります。
ジョージアン期の古い時代ものです。オリジナルを大切にするため背板はこのままの状態となります。
ダメージや隙間が気になる場合は対応させていただきますのでご相談ください