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メンテナンス(テーブルA)+(チェアA)

【コメント】
世田谷に納品するダイニングセットです。
テーブルの高さはご指示を頂いた通り、76㎝に調整しております。
テーブルの天板の塗膜に関しては化粧板が少し薄いことが判明した為、
古いニスを除去して塗りなおしてしまうと素地が見えてしまう箇所が出てくる可能性がありましたので、
細かい目のスチールウールでニス表面を薄く削り、シェラックニスとコンパウンドを使い
ハンドポリッシュ仕上げしております。
仕上げの際、あまり鏡面仕上げを強くするとウォールナットの化粧板が更に薄くなってしまうことと
傷や指紋がより目立ちやすくなってしまうので、人間の手で自然な光沢がでるようにお仕上げしました。
ですので、元々あった打痕やニスの剥げ跡、細かいキズは薄く残っています。
また、天然素材のニスで仕上げていますので、水や熱に弱くシミができることがございます。
ご使用の際はランチョンマットやコースター、テーブルクロス等で水や熱から守ってください。

【全体仕上がり】

 


【テーブル天板の打痕やニス剥げ跡】

打痕の跡がところどころ見受けられます。この上からニスを塗り重ねていますので、ここから不具合が生じることはありません。

 

もともとニスが剥げてしまっていた部分がこのような跡になってしまいます。

 

ペン先を押し当てて動かしたような押しキズはこれ以上削ると素地が見えてしまう可能性があるので、深いキズ跡はこのように残ってしまっています。

 

ハンドポリッシュで仕上げた天板です。小さな傷や跡が残っていることでアンティークらしい自然な仕上がりになります。

 


【テーブル天板の浮き部分を補修】

天板の浮いた部分が劣化していたので切り取りました。

同じウォールナット材を使い、厚みを合わせて嵌め込みました。 (天板左下に見えるプチプチ跡はコンパウンドで磨いて除去しています。)

↓修復後

差し替えたところがパッと見たときにわかりますが、これ以上化粧板が浮くことはありません。

 


【天板縁の打痕、欠け跡の補修】

天板の大きく打痕が残っているところや欠けているところはパテを埋めて着色しました。

↓修復後

 


【側面の浮きや補修跡のメンテナンス】

↓修復後

亀裂の補修跡に段差があったので出来る限り段差をなくしました。亀裂部分には改めて接着材を入れています。

 


↓修復後

イギリスでの補修跡が更に自然に見えるようリタッチしました。

修復部分アップ


 

側面のその他の補修跡 逆サイドにあるイギリスで補修された跡は、無理に剥がすと補修跡がさらに大きくなってしまうこともあり、 このままの状態にしています。

 


【テーブル脚カット(78㎝→76㎝)】

↓修復後

キャスター含めて76㎝に調整しています。

 


【チェア修復】

6脚中、1脚だけ背もたれの下部に亀裂が入っています。
日常お使い頂いても大丈夫なように補強、キズ跡が目立たないように修復します。

恐らく、前に使っていた方が修復したと思われます。。。

↓メンテナンス

背もたれなどに修復がある無しにかかわらず、全てのチェアはこのように一旦バラします。

古い修復部分跡をはずし、改めて補強しながら接着しなおします。

接着材がしっかりと固まるように圧着します。

加重がかかる部分などはビスで更に補強します。

接着材が固まったらパテや樹脂で欠けた部分を補修します。

パテをフレームに合わせて整え、最後に着色します。

↓修復後

フレームをかなり削らないとなくならないキズは
色剥げや乾燥からの亀裂等のリスクが高いのでそのまま残しています。

解体したフレームを組み直します。座面の枠は永く良い状態でお使いいただけるように新しいパーツを作り直して差し替えることもあります。

釘跡がたくさんついているものが元々のフレームです。部材自体が弱まっていたので、新しくパーツを作り組み直しています。 (写真は新しいパーツで組み直したものの上に、比較として古いパーツを置いて撮影しています)

解体後のチェックの際に、部材の内部に亀裂などが見受けられた場合、このように鉄の芯を入れて補強するとともに、亀裂が進まないようにしています。

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